唯識の思想と道教の思想・そして太極拳などなどに連なる普遍性を探る。
【仏教聖典より】
『すべてのものは互いに関係して成り立ち、互いによりあって存在するものであり、ひとりで成り立つものではない。 ちょうど、光と影、長さと短さ、白と黒のようなもので、それ自体の本質が、ただひとりであり得るものではないから無自性という。。』
ここでも縁起の思想が述べられている。自他不二の思想は老子道教、K.Wilber無境界にも出てきたと思う。『無自性』は“non-subustantial”と訳されている、substanceは実体。従って、無実体ということになって、文脈での意味とは多少異なって来るような気がする。
引用元: 唯識の探求 -読書ノート-: 水を掬う.